公立中高一貫校の受検対策
1999年(平成11年)に文部科学省が中高一貫教育制度を打ち出してスタートしました。
仙台市をはじめとした宮城県内でも、小学生からの進路選択が求められる時代になりました。そのため、公立中高一貫校、私立中学、国立中学と、それぞれに求められる受験対策を考えなければなりません。
中高一貫校の形態や入試制度、考えられる対策をご案内していますので、中高一貫校へ入学を希望される方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
仙台市立仙台青陵中等教育学校
入試情報
【令和6年度/2024年】
★入学者選抜日程 令和6年1月7日(日)
★募集定員 140名
【令和5年度】
★倍率 1.96倍
★選抜方法
調査書および適性検査(総合問題Ⅰ(45分)、総合問題Ⅱ(40分)、作文(40分)、面接)
■総合問題
これまでの体験や身に付けてきた力を基に、論理的に考え的確に判断し、課題を解決する力や表現する力等をみる。
総合問題Ⅰは社会的事象や統計資料(図表)等を主な素材とした問題及び外国語(英語)の放送を聞いて答える問題を出題する。
総合問題Ⅱは自然科学的な事象や数理的な内容等を素材とした問題を出題する。
■作文
与えられた課題について、自分の考えや思いなどを的確にまとめ、文章で表現する力をみる。
■面接
志願理由書を参考資料として、志願の動機や学習への関心・意欲、長所等を多面的にみる。
進路情報
【合格状況(令和5年度)】
国立大64名(うち現役58名 京都大、北海道大、東北大など)
公立大19名(うち現役18名 宮城大、札幌医科大など)
私立大258名(うち現役215名 東京理科大、早稲田大、慶応義塾大、中央大、東北学院大など)
宮城県仙台二華中学校・高等学校
入試情報
【令和6年度/2024年】
★入学者選抜日程 令和6年1月7日(日)
★募集定員 105名
【令和5年度】
★倍率 3.98倍
★選抜方法
調査書および適性検査(総合問題(筆記及び外国語(英語)のリスニング(60分)、作文(40分)及び 面接)
■総合問題
総合問題は、与えられた課題を理解し、これまでの体験や身に付けてきた力を基に、論理的に考え、的確に判断し、解決する力や表現する力等をみる。
■作文
与えられた課題について、自分の考えや思いなどを的確にまとめ、文章で表現する力をみる。
■面接
志願理由書を参考資料として、志願の動機や学習への関心・意欲、長所等を多面的にみる。
進路情報
【合格状況(令和5年度)】
国立大113名(うち現役102名 東京大、京都大、一橋大、東北大など)
公立大17名(うち現役17名 宮城大、福島県立医大など)
私立大375名(うち現役319名 東京理科大、早稲田大、慶応義塾大、上智大、東北学院大など)
私立中学校の受験対策
宮城県内には現在8校の私立中学校があり、それぞれ特色のある入試選抜や授業プログラムを実施しています。
私立中入試対策は志望校の出題傾向に合わせた学習が必要です。各中学校の概要について、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
中学受検(験)対策は何年生から?
中学入試対策の学習が本格化するのは小学5年生から。小学学習の基礎をしっかりと固めて、6年生の夏頃には過去問題演習に移りましょう。そのために、志望校選びや学習塾の検討は、4年生頃から準備を進められると安心です。
早期から受検(験)を意識することが、学習意欲向上にもつながります。